コラム
愛知県・名古屋でオフィス移転を成功させるためのスケジュールと準備ポイント
2025.12.26
オフィス移転・引越し
名古屋市内や愛知県内でオフィス移転を検討し始めると、まず直面するのが「何から手をつければいいのか」という悩みではないでしょうか。オフィスの引っ越しは、単に荷物を運ぶだけでなく、現オフィスの解約予告から新しい物件の選定、内装工事、そして不用品の処分まで、多岐にわたるタスクが同時並行で進みます。
特に名古屋のようなビジネス街では、年度末などの繁忙期になると業者予約が取りづらくなることも珍しくありません。スムーズな移転を実現するためには、全体の流れを把握し、余裕を持った計画を立てることが重要です。本記事では、オフィス移転を検討している担当者様に向けて、基本のスケジュールや準備のポイント、そして不用品回収の注意点について解説します。
オフィス移転の全体スケジュール
オフィス移転を検討し始めてから実際に引っ越しが完了するまでには、一般的に6ヶ月から半年程度の期間が必要と言われています。規模が大きい場合は1年前から動くこともあります。
まず最初に行うべきは、現在入居しているオフィスの「解約予告(退去通知)」の確認です。多くのオフィスビルでは、退去の3ヶ月〜6ヶ月前までに通知を行う必要があるため、このタイミングがスケジュール全体の基準となります。
- 6ヶ月前〜: 移転の目的を明確にし、移転先のエリア選定を開始します。名古屋駅周辺、伏見、栄といった主要エリアの賃料相場を把握しながら、必要な面積や設備を洗い出します。
- 4ヶ月前〜: 新しいオフィスの物件契約を進めます。同時に、現在のオフィスの原状回復工事の見積もりを取り始めます。
- 3ヶ月前〜: レイアウトの決定や通信インフラ(電話・ネット)の契約変更、オフィス家具の選定を行います。
- 2ヶ月前〜1ヶ月前: 引越し業者の選定、現住所で不要になる備品のリストアップ、不用品回収の手配を行います。
- 移転当日: 荷物の搬出・搬入、各種ネットワークの設定確認を行います。
費用については、オフィスの規模や内装のこだわりによって大きく変動しますが、1坪あたりの目安として、内装工事や引っ越し費用を合わせて数万円から数十万円といったレンジで予算を見ておくのが一般的です。
移転前に必ず準備する項目一覧
移転作業を効率的に進めるためには、事前のリストアップが欠かせません。特に愛知県内の主要なビジネスエリアから別の場所へ移動する場合、手続き漏れがあると業務に支障が出る可能性があります。
まず重要なのは、オフィスレイアウトの確定です。新しいオフィスでどこに誰が座り、どこに什器を配置するかを決めなければ、LAN配線や電源工事の位置が定まりません。レイアウトが決まったら、次に備品の仕分けを行います。新居に持っていくもの、買い替えるもの、そして処分するものを明確に分ける作業です。
また、官公庁への届け出も忘れてはいけません。移転後には法務局での本店移転登記が必要になるほか、税務署、社会保険事務所、労働基準監督署、郵便局、銀行などへの住所変更届けが発生します。これらは期限が定められているものも多いため、チェックリスト化しておくのがおすすめです。
不用品回収についても、早い段階で目処を立てておきましょう。オフィス什器は産業廃棄物として適切に処理する必要があるため、信頼できる業者に依頼することが大切です。
移転準備チェックリスト
- 現オフィスの解約予告と原状回復の範囲確認
- 新オフィスのレイアウト図面作成と配線計画
- オフィス家具、OA機器のリース契約確認
- 電話回線、インターネット回線の移転手続き
- 名刺、封筒、パンフレット等の印刷物の住所書き換え
- 不用品のリストアップと廃棄業者の選定
- 取引先への移転案内状の送付
オフィス移転時にありがちな注意点
オフィス移転の当日や直前にトラブルが発生しやすい項目がいくつかあります。まず多いのが「廃棄費用の予算オーバー」です。長年使ったオフィスからは、予想以上に大量の不用品が出ることがあります。デスクやチェアだけでなく、古い書類や期限切れの備品など、処分にはそれなりの費用がかかります。回収業者に見積もりを依頼する際は、荷物量を正確に伝えることが重要です。
次に「ビル側の制限」です。名古屋中心部のオフィスビルなどでは、搬入・搬出の時間帯が制限されていたり、共用部の養生(保護)を厳格に求められたりすることがあります。土日祝日の作業が可能か、あるいは夜間作業になるのかによって、引越し業者の見積もり額も変わってきます。
また、原状回復についても注意が必要です。どこまでを入居前の状態に戻すのかは、契約書の内容に基づきます。退去時にトラブルにならないよう、管理会社と事前に細かく打ち合わせをしておくことで、余計なコスト発生を防ぐことができます。
不用品回収に関しても、ただ捨てるだけでなく、再利用可能なものは買取を検討するのも一つの方法です。状態の良いオフィス家具であれば、処分費用を抑えられる可能性があります。回収費用は、トラック1台あたりの積み放題プランや個別の品目ごとの計算など、業者によって数万円から数十万円まで幅があるため、サービス内容をよく確認しましょう。
まとめ
愛知県・名古屋エリアでのオフィス移転は、綿密なスケジュール管理と事前の不用品整理が成功の鍵となります。早めに計画を立てることで、コストの最適化や業務の中断を最小限に抑えることが可能です。
引っ越しは新しいスタートを切る絶好の機会でもあります。不要なものを整理し、効率的なレイアウトを実現することで、従業員のモチベーション向上や生産性のアップにも繋がります。名古屋でのオフィス移転やそれに伴う不用品回収を検討されている方は、まずは全体のタスクを整理し、余裕を持った準備を進めていきましょう。
お客様のオフィス移転に関する具体的なお悩みや、不用品回収のお見積もりについて、詳しくお伺いしてもよろしいでしょうか。
投稿者プロフィール

エイプロ サービス担当者
株式会社エイプロは名古屋を中心にオフィス引越し・不用品の買取及び廃棄処分・オフィス家具販売及び建築工事の3つを主幹事業としてお客様が求める、幅広いニーズに的確にお答えするサービスを提供しています。
【有資格】
運行管理者、宅地建物取引士、1級建築施工管理技士、2級建築施工管理技士、1級土木施工管理技士 他
【許認可】
一般貨物自動車運送事業、貨物利用運送事業、建築一式工事業、土木一式工事業、特定労働者派遣事業、古物商、プライバシーマーク、産業廃棄物収集運搬業、産業廃棄物処分業

