【2025年最新版】愛知県でオフィス移転に使える助成金・補助金制度まとめ

2026.1.2

オフィス移転・引越し

愛知県や名古屋市でオフィス移転を検討する際、多額の費用がネックになることも少なくありません。しかし、自治体や国の制度を賢く活用すれば、引越し費用や賃料、さらには不用品回収に伴うコストの一部を補填できる可能性があります。

2025年度も、地域経済の活性化や本社機能の誘致を目的とした強力な支援策が用意されています。名古屋への進出を考えている他県企業はもちろん、県内で事業を拡大する企業にとっても、これらの制度を知っているかどうかで移転の予算計画は大きく変わります。

本記事では、オフィス移転に関連して活用できる主な補助金の種類や、対象となる条件、申請のポイントについてプロの視点で分かりやすくまとめました。

移転関連で活用できる補助金の種類

オフィス移転に関連する補助金には、大きく分けて「自治体(名古屋市・愛知県)による立地支援」と「国による事業支援」の2つの枠組みがあります。

自治体の制度で代表的なのが、名古屋市の「本社機能等立地促進補助金」です。これは東京23区やその他の地域から名古屋市内に本社機能を移転、または新設する企業を対象としたもので、建物賃借料や運搬料(引越し費用)、什器備品の購入費などが補助対象となります。補助額は条件により数千万円から、最大で10億円という大規模なレンジに設定されています。

また、初めて名古屋市内にオフィスを開設するICT企業やスタートアップ向けには「名古屋市企業進出促進補助金」があり、オフィス賃借料の50%以内(最大1,000万円)が補助される制度も注目されています。

主な補助金・助成金の例(2025年時点)

  • 名古屋市 本社機能等立地促進補助金(賃料、引越し運搬費、什器購入費等)
  • 名古屋市 企業進出促進補助金(初めて市内に進出するIT・スタートアップ向け)
  • 名古屋市 産業立地強化促進補助金(市内での新増設・再投資向け)
  • IT導入補助金(移転を機にクラウドシステムや業務ソフトを導入する場合)
  • 業務改善助成金(移転と同時に賃金引き上げや設備投資を行う場合)

※制度の名称や補助内容、公募期間などは年度によって変更される場合があります。必ず各自治体や省庁の公式サイトで最新の情報をご確認ください。

対象になる企業と条件

補助金や助成金は「誰でももらえる」わけではなく、詳細な要件が設定されています。例えば、名古屋市の立地促進に関連する補助金では、以下のような条件が比較的一般論として設定される傾向にあります。

まず「企業の規模と実績」です。法人設立から5年以上経過していることや、正規雇用者の数が一定数(15人〜30人以上など)確保されていることが求められるケースが多いです。また、「投資額」の要件がある場合は、建物や設備の取得に数億円規模の投資が必要になることもあります。

一方で、スタートアップ向けの支援策であれば、実績年数よりも今後の成長性や事業分野(ICT、グロース分野など)が重視されます。不用品回収を経てオフィス環境を一新し、デジタル化を加速させるような計画であれば、IT導入補助金などの国が実施する制度の方が適応しやすい場合もあります。

申請を検討する際は、自社の業種、従業員数、そして「移転によって雇用や投資がどれだけ増えるか」という視点から条件をチェックすることが重要です。

申請〜受給までの流れ

補助金の申請から実際に現金が振り込まれる(受給)までには、いくつかのステップがあり、半年から1年以上の期間がかかることもあります。

最大の注意点は、ほとんどの補助金において「契約・着工前の申請」が必須であることです。引越し業者との契約や、新しいオフィスの賃貸借契約を結んだ後では申請できないケースが多いため、物件探しの段階から並行して動く必要があります。

  1. 事前相談: 各自治体の窓口(名古屋市経済局など)に相談し、制度の対象になるか確認します。
  2. 認定申請: 賃貸借契約や引越し契約を結ぶ「30日前」などの期限までに申請書類を提出します。
  3. 事業実施: 認定を受けた後、実際にオフィス移転や不用品回収、内装工事を実施します。
  4. 実績報告: 移転完了後、実際に支払った領収書や証拠書類をまとめて報告します。
  5. 確定・交付: 審査を経て、補助金額が確定し、指定の口座に振り込まれます。

各工程で必要となる書類(見積書、図面、決算書、事業計画書など)は多岐にわたるため、業者から提示される見積もり段階で、補助金申請に耐えうる詳細な内訳を作成してもらうことがスムーズな受給への鍵となります。

採択率を上げる実務ポイント

補助金や助成金の採択率を上げるためには、単なる「引越し作業」としてではなく、その移転が「地域経済や自社の生産性にどう貢献するか」を明確に示す必要があります。

実務的なポイントとして、見積もりの整合性が挙げられます。例えば、引越し費用と不用品回収費用が混ざった不明瞭な見積もりではなく、一つひとつの項目が適正価格のレンジ(1人あたり数万円〜など)に収まり、根拠が明確であることが好まれます。愛知県内の事情に詳しい業者であれば、過去の補助金申請で必要とされた資料の形式に合わせて見積書を再作成してくれることもあります。

また、不用品回収を適切に行い、新オフィスでペーパーレス化やDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する計画を盛り込むと、事業の先進性が評価されやすくなります。最新のトレンドに沿った「働き方の改善」を主軸に置いた事業計画書を作成することが、審査員への強いアピールとなります。

最後に、期限管理の徹底です。名古屋市内の補助金でも、年度ごとの予算枠が決まっているため、早めに事前相談を済ませておくことが、受給の可能性を確実に高めるコツです。

まとめ

2025年度も、名古屋や愛知エリアでのオフィス移転を強力にバックアップする補助金・助成金制度が充実しています。移転費用や不用品回収のコストを削減するためには、契約前に制度を把握し、計画的に準備を進めることが何よりも大切です。

補助金の要件は細かく複雑ですが、正しく活用できれば数百万円から数千万円単位の資金調達と同じ効果が得られます。まずは自社がどの制度に当てはまりそうか、現状の移転計画と照らし合わせて確認してみることをおすすめします。

投稿者プロフィール


エイプロ サービス担当者

株式会社エイプロは名古屋を中心にオフィス引越し・不用品の買取及び廃棄処分・オフィス家具販売及び建築工事の3つを主幹事業としてお客様が求める、幅広いニーズに的確にお答えするサービスを提供しています。

【有資格】

運行管理者、宅地建物取引士、1級建築施工管理技士、2級建築施工管理技士、1級土木施工管理技士 他

【許認可】
一般貨物自動車運送事業、貨物利用運送事業、建築一式工事業、土木一式工事業、特定労働者派遣事業、古物商、プライバシーマーク、産業廃棄物収集運搬業、産業廃棄物処分業

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