名古屋中心部vs郊外|オフィス移転での立地選び比較ガイド

2026.1.3

オフィス移転・引越し

名古屋市内で新しい拠点を探す際、多くの企業が直面するのが「都心の利便性を取るか、郊外のコストパフォーマンスを取るか」という選択です。オフィス移転は、単なる住所の変更ではなく、企業のブランディングや採用力、そして日々の業務効率に直結する大きな決断です。

愛知県内には、名古屋駅や栄といった活気あるビジネス街から、静かでスペースを広く確保できる郊外まで、多様なエリアが存在します。それぞれのエリアには、賃料だけでなく、引越し時の搬入・搬出のしやすさや、不用品回収の手配、さらには従業員の通勤事情など、検討すべきポイントが数多くあります。

本記事では、名古屋中心部と郊外それぞれの特徴を比較し、自社にとって最適な立地を見極めるための判断基準を解説します。

中心部(名駅・栄など)に移転するメリット・デメリット

名古屋のビジネスの心臓部である名古屋駅(名駅)周辺や栄、伏見エリアへのオフィス移転は、多くの企業にとって憧れの選択肢です。

最大のメリットは、圧倒的な交通利便性と対外的な信頼性です。新幹線の停車駅である名古屋駅から徒歩圏内であれば、県外からの来客対応や出張も非常にスムーズです。また、一等地のビルにオフィスを構えることで、企業のブランドイメージが向上し、優秀な人材の確保にも有利に働きます。

一方で、デメリットとして挙げられるのはコストの高さです。賃料相場は、坪単価で1万5,000円から3万5,000円程度のレンジで推移しており、郊外に比べると固定費の負担は大きくなります。また、移転作業においても、中心部のビルは搬入ルールが厳しく、トラックの駐車スペース確保が困難なため、人件費や養生費が割増しになる傾向があります。

中心部移転の主な特徴

  • メリット:取引先への訪問や来客対応が非常に効率的
  • メリット:周辺に飲食店や銀行、役所が密集しており便利
  • デメリット:オフィス賃料や駐車場代の負担が重い
  • デメリット:大規模ビルの場合、入居後の不用品回収や荷物の搬出に事前申請などの手間がかかる
  • デメリット:周辺道路が混雑しやすく、引越し当日の車両コントロールが難しい

郊外(守山区・港区など)に移転するメリット・デメリット

守山区、港区、緑区といった名古屋市内の郊外エリアや、周辺の愛知県内の自治体へオフィスを移転する選択も、近年注目されています。

郊外移転の大きな魅力は、広いスペースを低コストで確保できる点です。賃料相場は坪単価で5,000円から1万2,000円程度のレンジに収まることが多く、中心部の半分以下のコストで広いフロアを借りられることも珍しくありません。また、駐車場を広く確保しやすいため、営業活動や配送で車を多用する業種にとっては非常に大きなアドバンテージとなります。

ただし、公共交通機関でのアクセスが不便になる点は無視できません。最寄り駅からバス利用が必要な場所などは、従業員の通勤負担が増えたり、来客が減ってしまったりするリスクがあります。また、移転時に大量の不用品回収が必要な場合、郊外であればトラックの配置はしやすいものの、回収業者の拠点からの距離によっては、出張費として数万円程度の費用が加算されるケースもあります。

通勤アクセス・従業員満足度の違い

立地選びは、そこで働く従業員のモチベーションに直接影響します。名古屋中心部のオフィスは、仕事帰りにショッピングや食事を楽しみやすく、アフターファイブを充実させたい層には高い人気があります。特に、複数の地下鉄路線が乗り入れる名駅や栄であれば、愛知県内の広い範囲から通勤が可能です。

一方で、車通勤が主流の地域で育ったスタッフにとっては、郊外のオフィスの方が満足度が高いこともあります。「中心部の満員電車を避けたい」「会社近くに無料で車を停めたい」というニーズは根強く、特に守山区や名東区といった住宅街に近いエリアでは、ワークライフバランスを重視する社員から支持される傾向にあります。

移転を機に環境を改善したい場合は、不用品回収を徹底して行い、古い什器を処分して新しいレイアウトを導入することも重要です。不用品回収の費用は、量や品目によりますが、一般的なオフィス規模で数万円から数十万円程度のレンジとなります。このコストをかけてでも、リフレッシュルームの設置やデスクの広さ確保を優先することで、どの立地であっても満足度を高める工夫は可能です。

会社規模や業種から見た立地選択の判断基準

最終的にどちらのエリアを選ぶべきかは、事業のスタイルによって決まります。

対面での打ち合わせや来客が頻繁に発生するコンサルティング業、IT企業、士業などは、名古屋中心部が適しています。多少高い賃料を払っても、移動時間の短縮による業務効率化や、求人への応募数増加というリターンが期待できるからです。

一方で、在庫を抱える通販業や、広い作業スペースを必要とするクリエイティブ制作、あるいは車での外回りが中心のメンテナンス業などは、郊外の方が適しています。広さを活かした効率的な導線を作ることができ、浮いた固定費を設備投資や不用品回収・什器の新調に充てることが可能です。

費用面では、移転作業費自体も、中心部ビルであれば「養生・警備員配置」でプラス数万円、郊外の平屋オフィスであれば「トラック直付け可能」でマイナス数万円といった形で、数万円から十万円単位のレンジで差が出ることがあります。

まとめ

名古屋でのオフィス移転は、中心部の「ブランド力・利便性」と郊外の「コスト・広さ」を天秤にかける作業です。自社の将来の成長イメージや、従業員の働き方にどちらが合っているかを慎重に検討することが大切です。

立地が決まれば、次は具体的な引越し作業や不用品回収の段取りに移ります。愛知県内の事情に詳しい業者に相談することで、エリア特性に合わせたスムーズな移転が実現できるはずです。中心部特有の厳しい搬入制限や、郊外での効率的な搬出など、プロの知恵を借りることで無駄な出費を抑えることができます。

投稿者プロフィール


エイプロ サービス担当者

株式会社エイプロは名古屋を中心にオフィス引越し・不用品の買取及び廃棄処分・オフィス家具販売及び建築工事の3つを主幹事業としてお客様が求める、幅広いニーズに的確にお答えするサービスを提供しています。

【有資格】

運行管理者、宅地建物取引士、1級建築施工管理技士、2級建築施工管理技士、1級土木施工管理技士 他

【許認可】
一般貨物自動車運送事業、貨物利用運送事業、建築一式工事業、土木一式工事業、特定労働者派遣事業、古物商、プライバシーマーク、産業廃棄物収集運搬業、産業廃棄物処分業

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