【リスク回避】重量物移設作業の安全な手順と事故を防ぐ管理ポイント

2026.1.13

その他

名古屋でオフィス移転を計画する際、最も神経を使う作業の一つが「重量物」の取り扱いです。一般的なデスクやチェアとは異なり、耐火金庫や大型の複合機、サーバーラックなどは、その重さゆえに専門的な知識と技術が求められます。

安易に自社スタッフや一般的な引越し作業だけで動かそうとすると、床の陥没や壁の破損、さらには作業員の負傷といった重大な事故に繋がりかねません。また、移転を機にこれらの重量物を不用品回収に出す場合も、適切な搬出ルートの確保と安全管理が不可欠です。

愛知県内のビジネス街では、高層ビルや歴史ある建物が混在しており、それぞれの環境に合わせた慎重な作業が求められます。本記事では、重量物移設におけるリスクを回避し、安全に作業を完遂するための管理ポイントを解説します。

重量物(金庫・複合機・サーバー等)の危険性

オフィスにおける重量物とは、一般的に100kgを超えるものを指します。代表的なものには、重要書類を守る耐火金庫、精密機器の塊である大型複合機、そしてITインフラの心臓部であるサーバーラックなどがあります。

これらの物品が持つ最大の危険性は、その「重心の不安定さ」と「集中荷重」です。例えば、金庫は見た目以上に重さが一点に集中するため、補強のない床の上を転がすだけでタイルが割れたり、床材が剥がれたりすることがあります。また、複合機は内部の精密部品が衝撃に弱く、わずかな傾きや振動で故障し、移転先で動かなくなるリスクがあります。

不用品回収として処分する場合も、その重量ゆえに階段搬出が不可能であったり、エレベーターの積載荷重を超えてしまったりすることがあります。重量物の処分費用は、品目や作業環境によりますが、1点あたり数万円から、特殊なクレーン作業が必要な場合は十数万円以上のレンジで費用が発生することもあります。

安全な撤去・搬出・搬送の手順

重量物を安全に移設、あるいは不用品回収するためには、事前の緻密なシミュレーションが欠かせません。作業は力任せに行うものではなく、物理の法則に基づいた正しい手順で進める必要があります。

まずは、対象物の正確な重量と寸法の把握です。次に、搬出から積載、搬入に至るまでの「ルート確認」を行います。床の耐荷重を確認し、必要に応じて鉄板を敷いて重さを分散させるなどの処置を講じます。搬出時には、ジャッキアップして専用の重量物用台車(チルローラー等)に乗せ、数人がかりで速度をコントロールしながら移動させます。

名古屋のオフィスビルでは、共有部を通る際に管理会社から細かい指示が出ることが多いため、作業時間や動線の確保を事前に行っておくことが重要です。

重量物移設・回収の安全手順リスト

  • 事前調査:対象物の重量・寸法・重心の特定と搬出ルートの耐荷重確認
  • 養生計画:床面の鉄板養生、壁面・エレベーターの補強保護
  • 道具の選定:重量物専用ジャッキ、チルローラー、スリングベルトの準備
  • 人員配置:指揮責任者の選任と、十分な補助要員の確保
  • 最終確認:移転先(または不用品回収先)での受け入れ態勢と設置場所の強度確認

事故防止のための養生・資格・責任範囲

事故を未然に防ぐためには、物理的な「養生」と、法的な「資格・責任」の整理が重要になります。

養生については、通常の引越しで使うプラスチックボードだけでなく、床の陥没を防ぐための厚手の合板や鋼板が必要になる場合があります。これらの資材準備や設置には、数万円から十数万円程度のレンジで費用がかかりますが、床を張り替えることになった場合の修繕費を考えれば、必要な投資と言えます。

また、フォークリフトやクレーンを使用する場合、作業者には公的な資格が必要です。不用品回収業者やオフィス移転業者を選ぶ際は、こうした重量物の扱いに慣れた資格保持者が在籍しているかを確認しましょう。万が一の事故に備え、賠償責任保険の内容を確認しておくことも大切です。対人・対物で数億円規模の補償がある保険に加入している業者であれば、高額なビル設備を損壊してしまった場合のリスクヘッジになります。

名古屋の事例に見る管理体制の重要性

名古屋市内での実例を挙げると、中区の古いオフィスビルから大型金庫を不用品回収に出す際、事前の下見が不十分だったためにエレベーターの荷重制限に引っかかり、当日の作業が中止になったケースがあります。

この場合、クレーン車の手配や道路使用許可の再申請が必要になり、最終的な処分費用が当初の見積もりから十数万円のレンジで跳ね上がってしまいました。一方で、管理体制が整った企業では、ビル管理会社、移転業者、不用品回収業者の三者が事前に集まって現地確認を行い、搬出の数日前から段階的に養生を設置することで、一分の狂いもなく作業を終えています。

愛知県は製造業が盛んな土地柄、重量物の取り扱いに長けた専門業者も多いですが、オフィス移転の文脈で「室内の保護」まで完璧に行える業者は限られています。事務機器の知識と重量物運搬の技術、その両方を兼ね備えた業者に依頼することが、名古屋での円滑な移転のポイントです。

まとめ

名古屋でのオフィス移転や不用品回収において、重量物の扱いは「安全こそが最大のコスト削減」です。無理な作業による事故は、高額な賠償だけでなく、業務の停止という甚大な被害を招きます。

金庫や複合機、サーバーといった重量物がある場合は、専用の道具と知識、そして万全の養生計画を立てられるプロの力を借りるのが賢明です。作業費用のレンジは環境によって大きく変わりますが、リスクを最小限に抑えるための適切な見積もりと準備を怠らないようにしましょう。

投稿者プロフィール


エイプロ サービス担当者

株式会社エイプロは名古屋を中心にオフィス引越し・不用品の買取及び廃棄処分・オフィス家具販売及び建築工事の3つを主幹事業としてお客様が求める、幅広いニーズに的確にお答えするサービスを提供しています。

【有資格】

運行管理者、宅地建物取引士、1級建築施工管理技士、2級建築施工管理技士、1級土木施工管理技士 他

【許認可】
一般貨物自動車運送事業、貨物利用運送事業、建築一式工事業、土木一式工事業、特定労働者派遣事業、古物商、プライバシーマーク、産業廃棄物収集運搬業、産業廃棄物処分業

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