コラム
愛知県・名古屋で産業廃棄物処理業者を選ぶ際の注意点
2026.1.15
その他
名古屋や愛知県内でオフィス移転を進める際、避けて通れないのが不用品回収の段取りです。オフィスで使用していたデスクや椅子、パーティションなどは「産業廃棄物」に該当するため、法律に基づいた適切な処分が求められます。
しかし、いざ業者を選ぼうとしても「どこに頼めば安心なのか」「料金相場はどうなっているのか」と迷われる担当者様も多いでしょう。万が一、不適切な業者に依頼してしまうと、排出者である企業側も法的な責任を問われるリスクがあります。
本記事では、名古屋でのオフィス移転を成功させるために不可欠な、産業廃棄物処理業者を選ぶ際の具体的な注意点について詳しく解説します。
産廃処理業者の資格・許可を確認
不用品回収を依頼する際、最も重要になるのが、業者が適切な「許可」を持っているかどうかです。産業廃棄物を運搬・処理するためには、各自治体から発行される「産業廃棄物収集運搬業許可」が必須となります。
愛知県や名古屋市内で作業を行う場合、そのエリアを管轄する自治体の許可証を確認しなければなりません。許可を持っていない無許可業者に依頼してしまうと、不法投棄などのトラブルに巻き込まれる恐れがあり、その場合はゴミを出した企業側も処罰の対象となる可能性があります。見積もりを依頼する際は、許可番号が記載された許可証の写しを提示してもらうのが確実です。
費用面では、運搬費や人件費を含め、2トントラック1台分でおよそ4万円から8万円前後、4トントラックであれば10万円から20万円以上のレンジになることもあります。これは、法令を遵守した適正な処理を行うための適正価格と言えます。
業者選定時にチェックすべき書類・資格
- 産業廃棄物収集運搬業許可証(有効期限内であること)
- 産業廃棄物処分業許可証(自社で処理施設を持つ場合)
- 古物商許可証(オフィス家具の買取も同時に行う場合)
- 貨物自動車運送事業の許可(引越し作業を伴う場合)
- 各種賠償責任保険への加入状況(作業中の事故に備えて)
中間処理施設の対応有無が重要
産業廃棄物は、回収された後すぐに埋め立てられるわけではありません。まず運ばれるのが「中間処理施設」です。ここでは、廃棄物を細かく砕く「破砕」や、リサイクル可能な素材に分ける「選別」などが行われます。
名古屋周辺のオフィス移転で出る不用品は、スチール、プラスチック、木材などが混ざり合っているため、この中間処理を丁寧に行う業者かどうかが、環境負荷やコストに影響します。自社で中間処理施設を保有している、あるいは信頼できる施設と提携している業者であれば、廃棄物の容積を減らす「減量化」ができるため、最終的な処分コストを抑えられる場合があります。
中間処理にかかる費用は、品目ごとに数千円から数万円のレンジで設定されています。例えば、混合廃棄物として一括で出すよりも、中間処理施設での選別を見越してあらかじめ分別しておくことで、数万円単位のレンジで費用削減に繋がるケースもあります。
マニフェスト発行と証明書管理
産業廃棄物の処理において、法令遵守(コンプライアンス)の証明となるのが「マニフェスト(産業廃棄物管理票)」です。これは、廃棄物がどこで、誰によって、どのように処理されたかを記録する伝票のことです。
適正な業者は、回収時にマニフェストを発行し、処理の各工程が終わるたびにその写しを排出者に送付します。このマニフェストの運用は法律で義務付けられており、企業は発行から5年間の保存義務があります。最近では、管理の手間を省くために「電子マニフェスト」を導入している企業も増えています。
マニフェストの発行事務手数料は、1件につき数百円から数千円程度のレンジで発生することが一般的ですが、これは企業のリスクを回避するための必要経費です。この発行を渋るような業者は、不適切な処理を行っている疑いがあるため、どれほど見積もりが安くても避けるべきです。
名古屋でよくあるトラブル事例
名古屋のオフィス移転現場では、価格の安さだけで業者を選んだことによるトラブルが後を絶ちません。よくある例が、当日になって「これは回収できない」「追加料金が必要だ」と言われ、数万円のレンジで予定外の出費が発生するケースです。
また、名古屋市内のビジネス街では、路上駐車が厳しく制限されていたり、ビルの搬入出ルールが複雑だったりします。地元の事情に疎い遠方の業者に依頼した結果、作業時間が大幅に伸び、ビル管理会社からクレームが入るといった事態も起こり得ます。愛知県内の土地勘があり、地域の条例やビルの特性を熟知している業者を選ぶことが、こうした二次的なトラブルを防ぐ近道です。
機密情報の処理についても注意が必要です。PCや重要書類を不用品回収に出した際、適切なデータ消去が行われずに情報が流出してしまう事故は、企業の存続に関わる重大なダメージとなります。データ消去証明書や溶解証明書を発行できる体制があるかどうかも、名古屋の企業担当者様が必ず確認すべきポイントです。
まとめ
名古屋でのオフィス移転を成功させるためには、産業廃棄物を適切に扱う許可を持ち、中間処理やマニフェスト発行を確実に行える業者を選ぶことが不可欠です。
不用品回収の費用は、量や搬出条件によって数万円から数十万円のレンジで変動しますが、法令を遵守し、リスクを最小限に抑えることが、結果として最もコストパフォーマンスの高い移転に繋がります。愛知エリアでの実績が豊富なプロの力を借りて、安全でクリーンなオフィス引越しを実現しましょう。
投稿者プロフィール

エイプロ サービス担当者
株式会社エイプロは名古屋を中心にオフィス引越し・不用品の買取及び廃棄処分・オフィス家具販売及び建築工事の3つを主幹事業としてお客様が求める、幅広いニーズに的確にお答えするサービスを提供しています。
【有資格】
運行管理者、宅地建物取引士、1級建築施工管理技士、2級建築施工管理技士、1級土木施工管理技士 他
【許認可】
一般貨物自動車運送事業、貨物利用運送事業、建築一式工事業、土木一式工事業、特定労働者派遣事業、古物商、プライバシーマーク、産業廃棄物収集運搬業、産業廃棄物処分業

