コラム
オフィス移転後の業務が止まらないためのLAN配線計画術
2025.12.30
オフィス移転・引越し
名古屋でオフィス移転を控えている担当者様にとって、最も避けたいトラブルの一つが「引越し当日にインターネットがつながらない」という事態ではないでしょうか。デスクや椅子がきれいに並んでいても、ネット環境が整っていなければ現代のビジネスはストップしてしまいます。
特に愛知県内の主要なビジネスエリアでは、高速通信環境が当たり前となっていますが、移転先のビルの構造やレイアウトによっては、事前の計画なしでは思うような通信速度が出なかったり、配線が露出して見栄えが悪くなったりすることもあります。
本記事では、オフィス移転に伴うLAN配線でよくある失敗例を挙げながら、業務を止めないための計画の立て方や、引越し作業と工事をスムーズに連携させるコツについて詳しく解説します。
移転でLAN配線トラブルが起きる典型例
オフィス移転後のトラブルで意外と多いのが、配線周りの設計ミスです。物理的な荷物の移動に追われて、通信インフラの計画が後回しになってしまうと、開通後に「使いにくいオフィス」になってしまうリスクがあります。
典型的な失敗例の一つが、電源コンセントとLANポートの位置がデスク配置と合わないことです。これにより、床を長いケーブルが這うことになり、断線の原因や歩行時の転倒リスクにつながります。また、サーバーラックの設置場所が空調の効きにくい場所だったために、機器が熱暴走を起こしてネットワークが不安定になるケースも珍しくありません。
費用については、配線工事の規模やポート数によりますが、1拠点あたり数万円から、中規模以上のオフィスであれば数十万円といったレンジで予算を見ておくのが一般的です。これに加えて、不用品回収時に古いLANケーブルや不要になったルーターなどの処分費用が数千円から数万円程度発生することもあります。
よくあるLAN配線トラブルの事例
- デスクまでLANケーブルが届かず、継ぎ足しを繰り返して通信速度が低下する
- 無線LANのアクセスポイントが壁や家具に遮られ、電波の死角ができる
- 床下の配線(OAフロア)が整理されておらず、パネルが浮いてしまう
- 移転前の古いネットワーク設定が残り、新しい環境で接続エラーが出る
- 不用品回収の際に、必要なネットワーク機器まで誤って処分してしまう
業務を止めないLAN配線計画のポイント
移転後すぐに業務を開始するためには、新しいオフィスの図面を作成する段階からLAN配線を考慮することが欠かせません。まず行うべきは、各デスクや会議室で必要となる有線LANの数と、無線LAN(Wi-Fi)のカバー範囲を明確にすることです。
最近では無線LANをメインにするオフィスも増えていますが、基幹システムやWeb会議を安定して行うためには、依然として有線LANの信頼性が重要です。特に名古屋のオフィスビルは鉄骨構造が多く、電波が遮られやすい場所もあるため、アクセスポイントの配置には注意が必要です。
また、将来的な増員を見越して、現在の従業員数よりも少し余裕を持たせた配線計画を立てておくと、後からの追加工事費を抑えることができます。配線計画を立てる際は、以下のポイントをチェックリストとして活用してください。
LAN配線計画のチェックポイント
- サーバーやONU(回線終端装置)の設置場所と電源の確保
- 各デスクまでの最短ルートの確認(OAフロアの活用)
- 電話機(ビジネスフォン)とLAN配線の共用・分離の判断
- 来客用Wi-Fiと社内用ネットワークの切り分け
- 古くなったハブやケーブルの買い替えと、旧機器の不用品回収
LAN工事と移転作業をスムーズに連携するコツ
LAN工事とオフィス引越しをバラバラに考えてしまうと、当日の作業が大幅に遅れる原因となります。理想的なのは、引越し業者が什器を運び込む前に、床下のベースとなる配線工事を完了させておくことです。
名古屋で移転を行う場合、土日に引越しを集中させることが多いため、金曜日にLAN工事を行い、土曜日に家具の搬入、日曜日にPCの接続確認というスケジュールを組むと、月曜日の朝からスムーズに業務を再開できます。
また、不用品回収の業者との連携も重要です。移転作業中に出る大量のダンボールや、入れ替えで不要になった古い通信機器を早めに搬出してもらうことで、作業スペースが確保され、配線ミスを防ぐことができます。不用品回収の費用は、トラックのサイズや荷物量によって数万円から、大規模な場合は数十万円のレンジとなりますが、作業の効率化を考えれば不可欠なコストと言えます。
さらに、引越し業者とネットワーク工事業者が同一、あるいは提携している場合、配線の取り出し位置に合わせたデスク配置をミリ単位で調整してくれるため、担当者の負担を大幅に軽減できます。
まとめ
オフィス移転において、LAN配線は単なるインフラ整備ではなく、移転後の生産性を左右する重要な要素です。事前の計画をしっかり立て、不用品回収を含めたスケジュールの全体像を把握しておくことで、予期せぬトラブルを回避できます。
愛知・名古屋エリアでオフィス移転を計画されているなら、引越し作業とITインフラ整備をセットで検討することをおすすめします。そうすることで、コストの最適化だけでなく、社員が安心して働ける快適な通信環境を初日から提供することが可能になります。
投稿者プロフィール

エイプロ サービス担当者
株式会社エイプロは名古屋を中心にオフィス引越し・不用品の買取及び廃棄処分・オフィス家具販売及び建築工事の3つを主幹事業としてお客様が求める、幅広いニーズに的確にお答えするサービスを提供しています。
【有資格】
運行管理者、宅地建物取引士、1級建築施工管理技士、2級建築施工管理技士、1級土木施工管理技士 他
【許認可】
一般貨物自動車運送事業、貨物利用運送事業、建築一式工事業、土木一式工事業、特定労働者派遣事業、古物商、プライバシーマーク、産業廃棄物収集運搬業、産業廃棄物処分業

