コラム
オフィス移転する前に確認したいビル管理会社との調整ポイント
2026.1.3
オフィス移転・引越し
名古屋や愛知県内でオフィス移転が決まったら、物件の契約や引越し業者の手配と並行して進めなければならないのが「ビル管理会社との調整」です。オフィスの引越しは、自社と引越し業者だけで完結するものではありません。入居しているビル、そして新しく入居するビルのルールに従って作業を行う必要があります。
特に名古屋中心部のビジネス街にあるオフィスビルでは、共用部の保護や作業時間の制限など、細かな規定が設けられていることが一般的です。これらの確認を怠ると、作業当日に搬入を断られたり、予定外の追加費用が発生したりすることもあります。
本記事では、オフィス移転の担当者がビル管理会社とあらかじめ打ち合わせしておくべきポイントや、スムーズに作業を進めるための注意点について詳しく解説します。
移転時にビル管理会社と確認すべき代表的な項目
まず確認すべきは、ビルの「搬出入ルール」です。オフィスビルには多くのテナントが入居しているため、他の企業の業務を妨げないよう、作業ができる時間帯や使用できるエレベーターが限定されているケースが多々あります。
特に重要なのが、養生(ようじょう)の範囲です。床や壁、エレベーター内を傷つけないための保護作業ですが、ビル側で「指定の養生材」や「養生する範囲」を厳格に定めている場合があります。引越し業者が見積もりを出す前に、この仕様を伝えておかないと、当日資材が足りずに作業がストップしてしまう恐れがあります。
また、不用品回収についても確認が必要です。オフィスから出る不用品を一時的に共用部やゴミ置き場に置くことができるのか、あるいはトラックに積み込むまで室内で保管しなければならないのかといった運用ルールもビルごとに異なります。
管理会社へ確認すべき主な項目
- 作業可能な曜日と時間帯(早朝・夜間・土日の可否)
- 搬入・搬出に使用できるエレベーターの指定
- トラックの駐車スペースの有無と高さ制限
- 指定の養生範囲(エントランスから専有部まで)
- 廃棄物や不用品の搬出ルートと一時置きの可否
事前申請が必要になる工事・搬出入作業
オフィス移転に伴う作業の多くは、事前に管理会社へ「作業届」や「入館申請」を提出する必要があります。これらは作業の1週間から10日前までに提出を求められることが多いため、早めの準備が欠かせません。
引越し作業だけでなく、電気工事やLAN配線工事、パーティションの設置といった内装工事を行う場合も申請が必要です。特に火災報知器やスプリンクラーに関わる工事が発生する際は、消防署への届け出が必要になることもあるため、管理会社を通じて確認を進めます。
また、不用品回収についても「いつ、どのような業者が、どれくらいの量を運び出すのか」を事前に報告しておくのが一般的です。名古屋のオフィスビルでは、産業廃棄物の運搬車両に対して入館証の発行を求める場合もあります。不用品回収にかかる費用は、量や品目によりますが、数万円から数十万円といったレンジで幅があるため、業者からの見積書に作業内容が明記されているか確認しておきましょう。
夜間・休日作業の制限と費用が変わるケース
多くの企業がひしめく名古屋のオフィスエリアでは、平日の日中に大規模な引越し作業を行うことが禁止されているビルも少なくありません。その場合、作業は必然的に夜間や土日祝日になります。
夜間や休日の作業は、ビル側の管理員や警備員の立ち会い費用として、別途「立会料」が発生することがあります。この費用は数万円から、拘束時間によっては十万円を超えるレンジになることもあるため、あらかじめ管理会社に金額を確認し、予算に組み込んでおく必要があります。
また、引越し業者や不用品回収業者へ支払う料金も、休日・夜間は割増料金となるのが一般的です。通常の作業費に加えて、2割から5割程度の割増が発生するケースが多いため、平日の日中に作業ができるかどうかは、コスト面で非常に大きな分岐点となります。
さらに、時間外の空調利用についても確認が必要です。夜間の作業中に空調を稼働させる場合、別途「時間外空調費」を請求されるビルが多いため、夏場や冬場の移転では注意しましょう。
トラブルを避けるための交渉のコツ
ビル管理会社との調整でトラブルを避けるコツは、引越し業者を早めに決定し、業者と管理会社を直接連携させることです。プロの業者は、名古屋にある主要なビルの特性を熟知していることも多いため、専門的なやり取りを任せることで、担当者の負担を大幅に減らすことができます。
不用品回収についても同様です。回収する荷物の量や搬出ルートを業者が事前に把握していれば、管理会社への説明もスムーズになります。不用品の中には、買取が可能なオフィス家具があるかもしれません。買取によって発生した利益を引越し費用に充てることができれば、予算のレンジを抑えることも可能です。
また、退去するオフィスについては、原状回復の範囲を細かく擦り合わせておくことが重要です。どこまでを自社で負担し、どこからがビルの維持管理範囲なのかを明確にすることで、敷金の返還トラブルを防ぐことができます。
まとめ
愛知県・名古屋エリアでのオフィス移転を円滑に進めるためには、ビル管理会社との綿密なコミュニケーションが不可欠です。養生のルールや作業時間の制限、申請書類の期限など、確認すべき項目は多岐にわたりますが、これらを一つひとつクリアしていくことが、当日のスムーズな作業に繋がります。
また、不用品回収を含めた全体スケジュールを早めに共有することで、ビル側からの協力を得やすくなるメリットもあります。事前の調整を丁寧に行い、新しいオフィスでの業務スタートを万全な状態で迎えましょう。
投稿者プロフィール

エイプロ サービス担当者
株式会社エイプロは名古屋を中心にオフィス引越し・不用品の買取及び廃棄処分・オフィス家具販売及び建築工事の3つを主幹事業としてお客様が求める、幅広いニーズに的確にお答えするサービスを提供しています。
【有資格】
運行管理者、宅地建物取引士、1級建築施工管理技士、2級建築施工管理技士、1級土木施工管理技士 他
【許認可】
一般貨物自動車運送事業、貨物利用運送事業、建築一式工事業、土木一式工事業、特定労働者派遣事業、古物商、プライバシーマーク、産業廃棄物収集運搬業、産業廃棄物処分業

