自社ビルを保有するメリット・デメリット
2023.8.7
自社のオフィスを構える方法としましては大きく分けて2つあります。
賃貸として別のオーナーさんから部屋を借りるのと、建物自体の購入することです。
賃貸と購入にはそれぞれメリット・デメリットがありますので注意点をご紹介します。
自社ビルとは経営者自らが保有するオフィスや店舗物件のことです。帳簿上では自社ビルは固定資産になります。
自社ビルには既に建設済みのいわゆる中古物件と、新規で土地から購入して建物を新たに建設する二通りの方法があります。
ただし近年では売上が好調でもあえて購入せずに賃貸し続ける企業が増加しております。
メリット
- 支払いが資産へと計上されるので実質的なキャッシュアウトが抑えられる。
- インフレへの対応策として有効。
- 経営計画が比較的立てやすい。
- 使用しなくなった際、賃貸物件として収益を得られる
- 急遽資金が必要な際に売却できる可能性がある
- リースバックできる可能性がある
- キャピタルゲイン(売却益)が得られる可能性がある
デメリット
- 頭金など大きな資金が必要となり、資金繰りを圧迫する可能性がある
- 修繕費などの定期的なメンテナンスが必要
- 賃料として経費計上できなくなる
- 売却しようとした際に買い手が見つかりづらい場合がある
- 自然災害に遭遇する可能性がある
- 企業規模の拡大縮小にともなう迅速な移転ができない場合がある
上記を踏まえてオフィスづくりには十分な計画と検討が必要です。
自社ビルを購入するか賃貸するかの判断は、中長期的な経営計画に大きく影響します。そのため、メリット・デメリットや
自社の経営状況を踏まえたうえで、慎重な判断が必要となってきます。